遊戯王で英語を覚えるNo.7 -神の宣告-②

神の宣告

皆さんおはようございます。
昨日に引き続き、今日も神の宣告関連です。
宜しくお願いしますm(_ _)m

神の宣告(Solem Judgement)

日本語版

カウンター罠
(1):LPを半分払って以下の効果を発動できる。
●魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
●自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。

English

When a monster would be Summoned, OR a Spell/Trap Card is
activated: Pay half your Life Points; negate the Summon or activation,
and if you do, destroy that card.

今日はPayとNegate、それからPermissionについてお話しましょう。

“Pay”(ペイ)

まずはPay。これは「支払う」という意味です。
英語単体となると結構「見慣れない」とか、「なんだったっけな」と思うかもしれません。
しかしPayは、もう既に私達の生活の中でもよく出ている単語です。

例えば「プリペイドカード」というものがありますね。
いつも通り単語を分解してみましょう。プリペイドは”prepaied”です。
もう皆さん慣れてきたと思いますが、これはPre-paiedに分解できますね。
昨日もご紹介したように、Preは接頭辞で「先の」、「先に」です。
また、PaiedはPayの過去形です。
従って「先に」-「支払った」というのがprepaiedの意味になります。
プリペイドカードを使う時は、商品を買う前に
カードを金券として買いますよね。
いわば商品を買う「前に」お金を「支払って」いるわけです。
これでPayは覚えられましたね。

ちなみに遊戯王でライフを払う、という時はpayを使います。
ライフポイントをお金と思ってみてください。
皆さんは元々持っている8000円というお金の中から
幾分かを「支払う」。これがpayです。

“Negate(ネゲート)

ワンピースでネガティブホロウ!なんて技がありますし
皆さんネガティブの意味はご存知でしょう。
Negativeは「否定的な」です。
ネガティブ思考といえば「俺はダメなんだ」って思う思考のことでしょう。
あれは一種の自己否定なわけですね。

文字の後ろにつく-tive(-ble,-tive,-al等)は、形容詞を意味します。
形容詞とは、物事(名詞)の状態を説明する単語です。
「冷たい」「怒っている」「かっこいい」「かわいい」などなど
皆さんが日常的に使っている物or人の状態を表わす言葉は全て形容詞です。
(これに関しては後々ご説明しましょう。)

“Negate”は、形容詞化されていない状態のNegativeですから
やはり意味は変わらず「否定」です。
神の宣告はある意味相手のする行動に対して
「ダメだ」という権利を持っているようなものです。
「影依融合発動」→「いやそれはダメだ」、という感じでしょうか。
相手の行動を否定し「打ち消す」これが遊戯王上でのNegateですね。

“Permission”(パーミッション)

ちなみに、遊戯王のデッキカテゴリーにパーミッション(permission)というものがあります。
恐らく源流は元祖TCGのMagic:the gatheringでしょう。
あれは何故パーミッションというのか。
本来Permission(名詞)、Permit(動詞)は「許可」を意味します。
先ほど神の宣告が「相手の行動に対してダメだと言える権利を持っている」ようなものだと述べましたが
これはある意味、相手の行動を「許す」か、「許さない」かを
決める権利をもっているようなものです。

カードプレイを通す、通さないを自在に選択できる
或は相手の行動に常々自分の許可、拒否を行使できる・・・。
だからPermission(許す、或は許可)デッキなんです。

というわけで、今日の英単語でした!
そろそろ文法的なものも、ひとつずつ紹介できたらな、と思います。
文法はコツを掴めばものすごく簡単です。
生徒さんがよくつまずくTo不定詞や関係代名詞なども
じっくりとやっていけばそこまで難しいものではないですよ。
ただし、これらを理解するにはまず文型を完全にマスターする必要があります。
遊戯王のとんでもない裁定を覚えられる、或は
あのややこしいルールを理解できる皆さんなら
文法なんてワケがないと思います。

(Twitterでも呟きましたが、遊戯王のルールは『純粋理性批判』レベルでややこしい上に
それ以上に訳が分からない時があります。カードが違います、とか。ちょっと言い過ぎですかね。)

ではまた明日!