皆さんこんばんは!今日も一日おつかれさまでした!
今回は、前回の死者蘇生の続きをしましょう。
English
Select 1 Monster Card from either your opponent’s or your own Graveyard and place it on the field under your control in Attack or Defense Position (face-up). This is considered a Special Summon.
日本語
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
死者蘇生の醍醐味である、墓地からの特殊召喚は英語では何というのでしょうか?
英文を見てみましょう。
Select 1 Monster Card from either your opponent’s or your own Graveyard and place it on the field under your control in Attack or Defense Position (face-up). This is considered a Special Summon.
Selectは選択、either your opponent’s or your own Graveyardは「貴方か相手の墓地から(のどちらか)」ですね。英語では名詞の前に「私の」とか、「あなたの」といったような「誰が所有しているのか」を指摘する単語がつきます。こういうものを所有格といいます。
日本では「父は〜〜」と言えば自分の父を自動的に指しますが、英語でFatherだけを言ったら「who’s?(誰の?)」と聞かれてしまいます。日本語ではあまり馴染みがないかもしれませんね。英語は日本語に比べてものすごく言っている内容をハッキリとさせるんですよ。だから漠然とした物言い(暗黙の了解)が得意な日本人は、英語になかなか慣れることができないのです。
ちなみに、日本語のように暗黙の了解を皆が察する言葉を「ハイコンテキスト」、英語のようにハッキリと対象を指定する言葉を「ローコンテキスト」といいます。(余談ですが、「日本人は議論が苦手」と言われるのも、このハイとローの違いが関係していると思っています。)
ではではお次。
”and place it on the field under your control in Attack or Defense Position (face-up). ”
ここで特殊召喚が指示されています。直訳すると、「貴方の(支配下にある)フィールド上に表側攻撃表示か守備表示で置く」です。ここではplaceが使われていますね。placeは名詞では「場所」を意味しますが、動詞では「何かを置くこと」を意味します。
ここまでの文章では「特殊召喚」という言葉が出てきてませんね!それで、英語版では表現の違いからか、最後にこのような文章が付けられています。”This is considered a Special Summon.”
considerは「考える」、「見なす」です。それの受動ですから、「見なされる」ですね。「これは特殊召喚(Special Summon)と見なされる」と。ちなみに!高校英語でよく出る「consider as~」等のasは、「=(イコール)」と覚えておけばかなり楽に理解できます。
というわけで、次回は”as”について説明しましょう。