こんにちは、フルハです。
今回の紹介決闘者は「めいろ」(@labyrinth7700)さんです。
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このページからご覧になった方はこちらもご覧ください。
「手を繋ぐ決闘者達」第0回
この企画の趣旨が書いています。
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紹介YP「めいろ」さん
この回からついに僕が一度もお会いしたことがない方です。
緊張しながら取材のお願いをしましたが快く引き受けてくださいました。
よくD.Sさんと組んでチーム戦に出ているようで、何度か大会結果で名前を目にしています。
遊戯王歴や一時期MTGをやっていたりと通ずるものを感じつつお話を伺ってきました。
それではめいろさん、よろしくお願いしますm(_ _)m
遊戯王歴と最初に使っていたデッキは?
ーそれでは、遊戯王歴はどれくらいでしょうか?
遊戯王は15年くらいやっています。バンダイ版の頃からカードには少し触れていて、小学校高学年くらいまで友達とやっていました。当時使っていたデッキは強いと思ったカードを詰め込んだデッキです。
MTGにハマったこともあり、一時期遊戯王から離れていましたが、高校に入りクラスで遊戯王が少しばかりブームになったので、そこから再開しました。
ー最初に使っていたデッキは何を使っていました?
ちゃんとしたデッキを組むようになったのは高校からで、初めての公認大会で3位になったネフライダーです。初めての大会で入賞できたのはかなり嬉しかったです。
デッキレシピ:ABC
採用カードについて
ー採用カードについて教えて下さい。
ABCは先攻を取れるだけで有利を取れているので、先攻の動きを更に強くするのではなく、後攻スタートでも勝ちに行けるように意識してデッキを組みました。
■ABCの枚数
最初は2枚ずつで回していて、一度ドラゴンバスターの特殊召喚が成立すれば勝てることが多く、ユニオンの被りで負ける試合を嫌っていたこともあり、ユニオンの枚数は少なくしていました。しかし、サイドから浮幽さくらが流行り始めてからは、バスターを除外されてしまうと、ランク4や下級だけで戦わなくてはなりません。強欲で貪欲な壺を採用していることもあり、ユニオンの枚数が少ないと格納庫の効果でユニオンを装備できなくて、後続を確保できず息切れで負けることが起きました。また、東北ではABCやメタルフォーゼの数が多く、ツインツイスターをメインから複数枚採用したかったことと、このカードを強く使えるようにするため、ユニオンの枚数を増やすことが求められました。
BとCは、システムダウンのケアやモンスターを展開したい時にデッキに1枚は眠っておいて欲しいので、この2種類は3枚にしました。調整段階でAが2枚でもある程度の勝率を維持できて、特別困ることもなかったので2:3:3の比率にしました。
■金銀ガジェット各1枚
モンスターが場にいても追加してモンスターを送り出すことができますが、召喚時の効果に増殖するGを貰ってしまうカードです。初動で格納庫+ガジェットでツクヨミバスターまで行けますが、Gを受けてしまうと3枚ドローを相手に許してしまいます。メインであればGは無視して展開していくことが多いのですが、サイドチェンジ後は相手もドラゴンバスターに対しての解答やサイクロン系統のカードも投入してくるので、何枚も引かせてしまうと、簡単に場を崩されてしまいます。
金銀ガジェットの枚数は最初各3枚で回していましたが、サイド後はGが飛んでくることが非常に多く、ガジェットを増やしてGのリスクを負ってまで、ツクヨミバスターを狙いに行くのはあまり好ましくないと思いました。Gを無視しても勝てる時は勝てますが、相手が解答を引いたかどうかの勝負になり、勝率が安定しません。サイドチェンジ後のガジェットがGに引っ掛かりやすく、あまり強くないと感じたので徐々に枚数が減っていき、ギアギガントXでサーチしたい場面や、強欲で貪欲な壺の兼ね合いを考慮して、最終的に金銀ガジェットは各1枚ずつとなりました。
■闇の護封剣
現環境では相手ターンに妨害してくるモンスター(ユニコーンやドラゴンバスター等)を出してくるデッキが多く、こちらが後攻スタートしたときに羽根帚やツインツイスターでバックを割っても、このモンスターが突破できず負けてしまうことが多いです。それらのモンスターを機能停止させるのが闇の護封剣でした。闇の護封剣だと1枚で厄介なモンスターを止めて、相手にターンを渡さずとも後攻1ターン目から展開することが可能です。闇の護封剣ではなく罠を多めに採用して、罠で裁いて次のターンに動くやり方もありますが、それだと罠を多めに引く必要があり、求められる札が多くなってしまい効率が悪いと感じました。
このカードのお陰で、後攻スタートでも取れている試合は多いので採用して正解だったと思います。後攻時は強いカードなのですが、先攻時は引いてしまうと強く使えるカードではないので、バランスを取って2枚採用しています。
裁定の変更によって少し弱体化してしまったが残念ですね(泣)
■ツインツイスター
ABC、メタルフォーゼ、DDに対して妨害札になり、先行でもフォトスラや金銀ガジェットがないときでも、格納庫+ユニオン+ツインスイスターがあればドラゴンバスターも立たせられます。後攻時にツインツイスターで相手のバックを割るときに、ユニオンを捨てて手札に格納庫があればそのままドラゴンバスターにも繋がりますし、次元障壁を割ると融合宣言されることが多く、融合宣言されたらランク4で攻めていけるので次元障壁1枚で完全に止まるということがありません。妨害、展開、バック破壊にも使えて手札コストがメリットに繋がり、様々な場面で活躍してくれる優秀なカードでした。先攻後攻問わず使いやすかったです。
■ガガガザムライ
ドラゴンバスターを分離してからワンキルするときに使用します。一例ですがガガガザムライを使用したワンキルを紹介していきます。
<<格納庫がなくドラゴンバスター単騎で分離効果を使用した後>>
ABCが並んでいるのでBの効果でAかCに装備してギアギガントX特殊、B効果でCをサーチ&クロス効果で金or銀ガジェットサーチして、展開していくとクロス、ザムライ、バスターが並ぶので、モンスター1体を除去しつつ9100ダメージ。
<<格納庫でBを持ってきて召喚C装備(Aでも可)、罠で相手の展開を防いでターンが返ってきた場合>>
C特殊から格納庫効果でB装備、クロス特殊してBでAサーチ&金or銀ガジェットサーチして、同じように展開していくと、先ほどと同じようにクロス、ザムライ、バスターが並びます。先攻でバスターが立たなくても、相手の防御が薄ければターンを跨ぎますが、格納庫1枚でワンキルを狙うことが可能です。
ツクヨミバスターまで行くと、ツクヨミがアタッカーになりガガガザムライを使わなくてもワンキルできますが、バスター単騎の場合は調整や大会でも使用する場面が何度も訪れて使用しました。成金ゴブリンを1枚発動しても、その上からライフを削りきれるので、成金を採用しているABCであれば入れておいて損はないと思います。
■ホープONE
DDや青眼に対して、ホープライトニングの効果を2回使いたい場面が調整段階で何度か訪れたことと、浮遊さくらを打たれた時にランク4ビートをする際に必要であると思って採用しています。
浮遊さくらを打たれると、毎ターンランク4を送り込んでいくことができないので、カステルやダイヤウルフのように使い捨てるようなモンスターを出すと、息切れを起こして前が貧弱になっていきます。そのため、質の高いランク4モンスターを出すことが必要だと考えました。
そこでランク4ビートをする上で使い捨てにならず、アタッカーとして優秀だったのがエクシーズ素材を4つ持ったホープライトニングです。一度効果を使用しても大型モンスターを戦闘破壊できる役割がまだ残り、ライトニングの効果を2回目使えるかどうかで罠の当て方も違ってきます。戦闘面ではかなり強力なモンスターなので効果を2回使えるに越したことはありません。浮遊さくらを打たれたらライトニング+クロスやAでのビートを狙いにいきます。
サタンクロースを採用していないのであれば、ホープレイでも問題ないと思いますが、ホープONEの効果の方が強力なので、いつか使える場面が来ると信じてホープONEにしています。しかし、大会では未だに効果を使ったことがありません(笑)
プレイングについて
ープレイングについてお聞きします。何か決まった動きやよくやる動きなどはありますか?
フォトスラor金銀ガジェット+格納庫でツクヨミバスターを作るのは皆同じなのですが、プレイが分かれるのはバスターを分離させた後だと思います。
バスターを分離させた後、ワンキルできるときはそれを狙い、どうしてもワンキルが無理な場合は、後続を確保してライフをある程度削り次のターン倒しに行きます。この2つをしっかりと見極めて展開しないと中途半端になってしまい、捲られてしまう可能性があります。
例えばですが、こちらの場にバスターと格納庫、相手の場にモンスターがなく相手が神の通告を2枚伏せられてターンを返されても、エンドフェイズに分離して神の通告2枚の上からワンキルすることができます。相手の場にモンスターがいないときは大体ワンキルできるので、倒せるときはさっさと倒しに行くべきだと思います。ワンキルせず無駄に相手にターン返して捲られて負けるのだけは避けたいところです。
ワンキルするときに役立つのがギアギガントXとガガガザムライなので、エクストラにこのカードは入れておくことをオススメします!バスターを分離させた後の展開は、レベル4モンスターが4体並ぶのでエクシーズの選択肢が増えミスが起こりやすいので、選択は慎重に行っていきます。
自分がよくやるプレイとしては、バスターが立っていて相手ターンに罠を使う時はできるだけ神の通告を残しておくことが多いです。バスターを分離させた後は、ワンキルを狙いますがそこで手札誘発を受けてしまうとワンキルできないことがあります。厄介な手札誘発は神の通告を残しておくことによって、ケアすることが可能なのでこのプレイはよくやります。
デッキの選択や作る上で気をつけていることは?
ーデッキの選択や作る上で気をつけていることはありますか?
事故が少なく罠が多めに積めるデッキを選ぶことが多いです。事故が少なければプレイで勝負できるのがいいですね。昔から罠デッキが大好きなので、罠が少ないデッキだとどうしても守りの面で不安が残ります(笑)
ABCがそれに当てはまるデッキで、ツクヨミが罠と相性がいいので罠をガバ伏せできるのがとても快感です。
デッキを作る上で気をつけているのは、メインでの動きはどのようにすれば勝てるのかプランをしっかりと練っていき、事故を減らすために一人回しや対人戦で無駄なカードや必要なカードは何かを検証していきます。特定の場面で強いカードを採用するのではなく、様々な場面で幅広く使用できるカードを採用して、且つデッキパワーは落とさないように意識してデッキを作っています。
デッキの良いところを3つあげるとしたら?
ーABCの良いところを3つ上げるとしたら何をあげますか?
① 事故が比較的少ないこと
格納庫がなくてもフォトスラや金銀ガジェットでツクヨミを作って格納庫を引き込みにいけますし、それができなくてもB+罠だけでも最悪戦えます(笑)
安定して勝ちたいので事故の少ないデッキは魅力的ですね。
② サイドからのメタカードはプレイで回避しやすい
ABCはシステムダウン、サタンクロース、浮遊さくら等いろいろなメタカードを受けやすいデッキなのですが、どれもプレイでどうにか回避可能です。このカードが特別きついというカードがあまりありません。ただ格納庫がないとシステムダウンは直撃します(汗)
③ 多少選択を間違ってもそれを補えるパワーがある
ドラゴンバスターは、特殊召喚が成立するとそれだけで勝ちに近づきます。このカードのパワーが高すぎて、選択を多少間違えてプレイしても勝てることが多いですね。ミスしないのが一番ですが、それを補えるくらいのパワーがこのデッキにはあると思います。このパワーに何度か助けられています(笑)
デッキの弱点は?
ーABCのすばり弱点は何でしょうか?
格納庫がキーカードになるので、
デッキ自体は後攻に寄せていますが、
今後こういうカードが欲しいというのはありますか?
ー今後こういうカードが欲しいというのはありますか?
先攻が有利な環境になっているので、
現在注目しているデッキはありますか?
ー現在注目しているデッキはありますか?
罠デッキが大好きなので、
ー仰るとおり罠デッキ好きな身として、罠をサーチ出来るエクシーズモンスターがいたりと、かなり注目していますw
対戦した試合の中で印象に残っている試合は?
ー今まで対戦した試合の中で印象に残っている試合はありますか?
初めて行った東京のCSで、予選3回戦で光さんのいるチームと当たって、光さんと罠デッキ同士の対戦をしました。結果は×○×で敗れてしまいチームも全員負けてしまいました。その対戦で構築やプレイに大きな差を感じましたのが印象に残っています。
その対戦を経て、上には上がいるということを知って、今以上に強くなりたい!という思いが強くなりました。そこからプレイを見直す癖をつけるようになって、あの場面はどうすればよかったか、他に選択肢はなかったか等、対戦をしっかりと振り返るようになりました。
観戦した試合の中で印象に残っている試合は?
ーでは観戦した試合の中で印象に残っている試合はありますか?
K.Tさん(※1)がETの時にヴォルカニック・バックショットでモンスター全破壊と1500バーンを与えて8000:6500で試合に勝っているのが印象に残っています。
バックショットによってライフが8000:6500で試合が決まると、D.Sさんが「出た害悪!」等とK.Tさんを弄っていましたが、僕もこれは害悪だなあっと思いました(笑)
ET・EDにバックショットは受けたくないものです。
(※1)K.Tさん:秋田CS主催者様
最後に一言
ー最後に何か一言頂けますか?
めいろ:おやかた君いつも思うけど寝るの早くない?
遊戯王強くなりたければ甘えるな!
睡眠時間を削って遊戯王をやるんだ!!
………………
…………
……
フルハ:めいろさん、今回は取材を受けて頂きありがとうございましたm(_ _)m
同じく罠デッキが好きなので「罠が少ないデッキだとどうしても守りの面で不安が残る」というところもとても良くわかりましたw
今度お会いした際にはぜひ宜しくお願いしますφ(^ー^)b
それでは、次の紹介YPを指名して頂きたいのですが、どなたにしましょうか?
めいろ:最後に話したおやかた(@oyakataway)君にお願いします。
フルハ:件のおやかたさんですね。確認します。
ーー数分後ーー
フルハ:了解頂けましたb
第12回の「手を繋ぐ決闘者達」の紹介YPは「おやかた」さんです!
めいろさん、取材を受けて頂きありがとうございました。
それでは、次回もよろしくお願いします!
次回「手を繋ぐ決闘者達」Ver.おやかた(@oyakataway)さん
Coming Soon…
最後まで読んで頂きありがとうございました(^^)
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コメント
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>>ぼーのさん
ありがとうございます。
なるほどですねbストラクから組めるデッキは今までからすると珍しいですよねb
罠を多く積めるので僕にとっても魅力的でした。
コメントありがとうございましたφ(^ー^)ノ
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取材&ブログ更新お疲れ様です。
だいぶ取材内容が固まっていますし、前例もありますから、フルハさんとお会いしていない方でも受けやすいと思いますよ。
ABCはホビープラネットさんからも薦めて頂きましたが、ストラクチャーから組めるけれどなかなか奥が深いですよね。めいろさんのデッキをサンプルに1回組んでみようかなと思います。