今回は第5回ヒノキ杯で優勝した「ときくん」にお話を伺いました。
新マスタールールの環境下で行われたヒノキ杯、優勝した「ときくん」が使用したデッキは【真竜メタルKozmo】です。
さっそくお話伺ってきました。
それでは「ときくん」よろしくお願いします!
第5回ヒノキ杯優勝「ときくん」
【真竜メタルKozmo】を作った理由は?
―新マスターするの中で、なぜ【真竜メタルKozmo】を作ったのでしょうか?
大きく分けると2つ理由があります。
1.去年の秋頃からずっとメタルを使っていて、デッキに対する理解があったから。
2.手元にパーツが揃っていたから。
でも、時間さえあれば恐竜真竜を回してみたかったです。
【真竜メタルKozmo】デッキ構築について
ヒノキ杯
49枚真竜メタルKozmo
1. 恐竜 先○先ET×
2. IF 後○後○
3. HERO 後○後○
決1. ミラー 先×後○後○
決2. ミラー 先○後○
決3. ミラー 先○後×先○
優勝🏆 pic.twitter.com/T37gJHhIcg— とき(くん) (@_toki_YP) 2017年4月9日
【真竜メタルKozmo】採用カードについて
―採用カードについて聞かせてください。
今回の構築のコンセプト
・メタルモンスター1枚
・上級コズモ1枚
・ドラゴニックD 1枚
この3枚が初手にあるようにする構築を目指しました。
まず考えたのが初手のドラゴニックDの確率です。
ドラゴニックD 3枚、テラフォーミング3枚、盆回し3枚で最大9枚しかドラゴニックDは積むことはできません。
初手5枚にドラゴニックDが期待値的に100%になるためにはデッキ枚数は45枚です。
ドラゴニックDにアクセスできるカードが9枚であるならば、メタル、上級コズモも同じ数なければならないのでどちらも9枚採用します。
この時点で27枚です。
ギミック的に必要なカードを採用して行くと43枚まで増えます。
個人的にはここまで必須だと思ってます。
あとはうまくサイドチェンジするためのカードを積みます。
メタルフォーゼカウンター 1
強欲で貪欲な壺 1
PSYフレームギアγ 3
PSYフレームドライバー 1
γは後手でも先手でも強いのでメインに採用しました。
理解があるとγは簡単にケアできるカードなので賞味期限があるカードだと思いました。
これでメインデッキは完成です。
49枚だと5枚の束が9つできて4枚束が1つなので、構築の上で初手で事故が起きない枚数はこれが上限だと思います。
採用カードについて長くなったので
サイドエクストラは割愛します
質問がある方はTwitterの方に質問などくださいw
@_toki_YP
デッキの強みについて
ーこのデッキの強みについて聞かせてください。
先行の盤面も強く作れて、後手の捲りの性能もあるところです。
基本的にメインで先手後手どちらでもある程度強いデッキが好きなんですよね。
相手によって柔軟に対応できるっていう点も好きです。
デッキの弱点について
ーこのデッキの弱点について教えてください。
3つのテーマを噛み合わせるデッキなのでどうしても事故が多く、動けてもどこか1つを止められると展開が弱くなってしまうところだと思います。
ケアして動けば最低限の展開(マスターP単騎の成立等)ができるので、大会中は気にならなかったです。
メタカードとしてはこんな感じです。
・深淵に潜む者などの墓地発動を止めるカード
・ダークロウやマクロコスモスなどの除外系
展開について
ーこのデッキの展開について教えてください。
基本的に先行で目指すのは深淵マスターPを目指すようにしてました。
先ほどのドラゴニックD、メタル、上級コズモの3枚で深淵マスターPです。
そうでなくてもドラゴニックDが絡むハンドであれば
「ドラゴニックD、コンビネーション、レベル6以上のコズモ」
「ドラゴニックD、メタル、エメラルドポリス」
などの3種でも同じ盤面ができます。
後攻ならマスターPを使って盤面を崩しにいってドロッセルなどを通してワンキルするようにしてました。
まだ真竜メタルkozmoに対する理解があまりないのでこれが正解ではないと思いますが、Twitterを見てみると深淵を採用していない構築や、深淵を目指して展開しないというような意見もあるのでもう少し研究していきたいと思います。
ヒノキ杯の環境について
ーヒノキ杯の環境について聞かせてください。
ヒノキ杯での環境で多いと思ったデッキタイプは
・恐竜真竜
・真竜メタルkozmo
・純真竜(命削りを含む)
の3タイプです。
そして、少なくてもいると思ったのが
・HERO
・セイクリッド(!?)
・WW採用系
です。
蓋を開けてみると大体そんな感じだったので読みは当たってました。
純真竜、命削り真竜との対戦については全く調整してなかったので、決勝トーナメントに純真竜がいないのがラッキーでしたw
ヒノキ杯で対戦した試合について
―ヒノキ杯で対戦した試合について教えてください。
予選1回戦:JGP主催のジョニーさん
恐竜真竜皇(45枚) 先○先×- 引き分け
一本目
ドラDを2回止めると展開できないようでサレンダーにて勝ち。
(45枚だったのでミラーだと思ってました。)
二本目
深淵マスターP決めて動きを止めて、返しのターンドロッセル絡めてワンキルなのにサイドチェンジで上級コズモを1枚抜いてることを忘れていて…ランドウォーカーを出すはずがフォルミート(めいろマン)が飛んできて削りきれずww
メイン1でエメラルドポリスで除外ゾーンのコズモを回収してれば勝っていたのに調子乗ってしませんでした。反省してます。
2回戦:埋火(まいか)さん
IF 後○後○
一本目、二本目どちらも事故のようでセットエンドみたいな感じでラッキーでした。
3回戦:フランさん
HERO 後○後○
一本目
ダークロウ、オネスティの布陣がとても強い。
でもスケールが揃っていてダークエルファイバー、フォアランナーのような噛み合いハンドで突破できて勝ちました。
二本目
ダークロウ、オネスティの布陣がとても強い(2回目)
幸いスタンバイでダークロウにしてくれたおかげでハンドにいたグリンドルで裏側にして伏せを継承マスターで踏み抜いて勝ちました。
決勝トナメ1回戦:栞さん
【真竜メタルKozmo】先×後○後○
一本目
先行で盆回し、盆回し、ドラゴニックD、エメラルドポリス、テラフォみたいなハンドで盆回しをセットしてターン返しました。
そして、ドラDの効果に盆回しあてたら止まったので
自分のターンにトップで引いた強貪を打つと引いたカードが…
γ、γ(ドライバーは除外ゾーンにいた)
サレンダーしました。
二本目、三本目はプレミを拾ってワンキルで勝ちました。
2回戦:かいむくん
【真竜メタルKozmo】先○先○
一本目
エメラルドポリスのマリガンを使ってハンドがコンビ、テラフォ、メタル、上級コズモみたいなハンド。
メタルでエメラルドポリスを割ってコンビを置いてシミターサーチ。テラフォからドラDを持って来てドラDでシミター破壊、マスターサーチ。
シミターのリクル効果にうららあてられて最終的に盤面が罠体制マスター、ゴルドライバー。 マスター効果をどこにあてたか忘れたけど、相手の展開が止まる。
トップがドロッセルにつながる札でワンキル。
二本目
展開にGをあてられて罠モンスターマスターを成立させて、怪獣をペンデュラムして相手の怪獣をケアしました。
相手の展開のちょうどいいところにマスター効果をあてたら止まってターンが返ってきました。(ちょうどいいところとは)
盤面の打点が5750あって相手の盤面0で不明のバックが1枚あったので、ミスリエルを立ててバウンスしようとしたらγを当てられて削り損ねる。
ライフ差がついて、ETに突入。
3ターンで相手がライフを詰めれず勝ち。
3回戦:AFeさん
【真竜メタルKozmo】先○後×先○
一本目
深淵マスターで勝ち。
二本目
事故って相手のプレミを拾ってγ通すしかない状況。
相手プレミせず負け。
三本目
深淵マスターダークエルファイバーで勝ち。
今回のキーカード
ー今回の大会で活躍したカードを1枚「ときくん」に挙げていただきました。
今回のキーカードはやはりドラゴニックDです!
強い展開には必ず絡みますし、このカードを軸に構築もしました。 今期はドラゴニックDゲーですね〜
《ドラゴニックD(ダイアグラム)》
フィールド魔法
(1):フィールドの「真竜」モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
アドバンス召喚した「真竜」モンスターはそれぞれ1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。
(3):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
このカード以外の自分の手札・フィールドのカード1枚を選んで破壊し、
デッキから「真竜」カード1枚を手札に加える。
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最後の一言
ー最後に一言お願いします。
初めてcsで優勝しました!
このように載せてもらえたりしてもらってすごく嬉しいです!
取材してもらってありがとうございました!
GWのイーハトーブcsチーム戦、釜cs個人戦、釜csチーム戦も全て出場する予定です!
YPの皆さんと会えるのが楽しみなので皆さんも出ましょう!w
フルハ:ときさん、この度はお話を聞かさせ頂いてありがとうございます。そして、優勝おめでとうございます!
ヒノキ杯で対戦した試合について覚えている範囲でとお聞きしたところ、事細かに教えてくれたので驚きました。
ひとつの試合を大切にして、終わった後にもしっかり反芻することが「とき」さんの強さに繋がり今回の優勝に至ったのだと思います。
これからも、応援しています!
そして、また今度ぜひ対戦したください!
今後も不定期で気になった方のお話を伺っていきたいと思います。
それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました(^^)
おまけ
実は「ときくん」とは、過去に1度同じくヒノキ杯で対戦経験があります。
その時の結果については、第3回ヒノキ杯レポートを御覧ください!!
https://hand-full-house.net/tournament-08
コメント
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よぅかさん、コメントありがとうございます♪
【真竜】もいろいろなデッキに出張するようになりましたね。
その人その人の構築論があるので、お話を伺っていて楽しいです。【WW】【HERO】など強力なエースモンスターや規制が緩和されたカードがあるデッキは、やはり構築段階で対策を考えられてしまうんですね。
「ときくん」の仰ってる【セイクリッド】は、東北に長年に渡って【セイクリッド】を使い続ける強い方がいるので、その対策のようですw
新カードが北斗くんで止まっているので、そろそろセイクリッドにも何か入るカードが欲しいところです。。コメントありがとうございましたφ(^ー^)ノ
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【真竜】は真竜/真竜皇どちらもパワーがすごいですからね…。《ドラゴニックD》+《真竜剣皇》で何かしら耐性&戦闘破壊耐性&打点3000超え…やっぱおかしい(震え
【真竜kozmoメタル】はデッキが60枚になるほど、人によって様々ですネ…。
ただ【十二獣】と同じで、【真竜】なきはデッキにあらず…のような今の環境はあかんですよね…。《ドラゴニック》《真竜剣皇》《リトスアジム》…?なんかが規制怖いですね…。あとは恐竜も安定感を下げさせられるかも…。
【WW】は耐性持ち《クリスタルウィング》の存在、【HERO】は《オネスティ》と《エアーマン》緩和が大きいですね…。【セイクリッド】もリンク初期でメイン主体のデッキが多い今の環境だと、バウンス強ぃ…なんですかねー。
【IF】も地味に期待されてますが、しれっと【セイクリッド】が結果残さないですかねー(ワクワク