【遊戯王】 《拮抗勝負》 こいつはヤバイ!ぶっ壊れ感満載のカウンターカード!

心なしか思ってたのです。来月の「今月の1枚!」は《ヴァレルロード・ドラゴン》になるだろうと・・・。

そんな予想を壊しつつ、サーキット・ブレイク (CIBR)にて《拮抗勝負》が登場!

とんでもない効果を持ったカードになっています・・・!

というわけで今回は、《拮抗勝負》をご紹介します~。

《拮抗勝負》 考察・評価

《拮抗勝負》

[toggle heading=”h5″ title=”効果詳細” ]

通常罠

自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からでもできる。

(1):相手フィールドのカードが自分フィールドのカードより多い場合、自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる。自分フィールドのカードと同じ数になるように、相手は自身のフィールドのカードを選んで裏側表示で除外しなければならない。

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《拮抗勝負》効果:全体除去

《拮抗勝負》の効果はバトルフェイズ終了時限定の発動で、相手と自分のフィールドの枚数を揃え、あぶれたカードを相手が裏側除外で除去するというもの。効果自体はヴェルゼビュートと似たようなものになっていますね。(手札を参照にはしませんが)


除去するカードの選択権は相手にあったり、バトルフェイズ終了時限定だったりと条件付きではあるものの、効果は強烈。このカード1枚でひっくり返せる状況は相当多く、また除去もカード自体を対象にしない(プレイヤーに除去を指示する)効果、かつ裏側除外なので甚大な被害を与えることができます。


しかもこのカードは自分フィールドにカードが存在しない場合、手札から発動できるおまけつき。これが余計に強さを押し上げていて、罠故の遅さとか、S/T破壊によるカウンターの可能性等をなきものにしています。


一応発動処理時にこのカード自体がフィールドに残る為、相手は最低1枚はフィールドに残すことができますが、それでもこの効果は強烈すぎるでしょう。端的に言えば相手に先行を取らせ、相手が展開してきたところに合わせてメインから即バトルフェイズ→終了まで移行、そしてこのカードを発動すれば大量の除去が可能に。

効果の被害度合、よけることの難しさ、発動の容易性を考えるととんでもなく恐ろしい1枚です。

[toggle heading=”h5″ title=”※” ](一応、チェーン1《拮抗勝負》、チェーン2サイクロン対象裏側のチェーン3発動魔法、チェーン3緊急食とすることで自分の場を0にすることはできますが、準備に相当の時間(速攻魔法の性能故)がかかるので非現実的・・・)[/toggle]

盤上を超えてプレイ自体に影響を与え得るカード

この1枚は過去のゴーズのように「実際の相手の手札の如何に関わらず情報としてある限りプレイに影響を与える」レベルの強カードだと思います。

こういうカードは過去、《聖なるバリアミラーフォース》に対する数枚のモンスターの守備表示への変更、《ゴーズ》に対する低い攻撃力からのダイレクト等がありましたが、今回は余計によけようがなく。展開=危険というとんでもない抑止効果を持っているので、影響はかなり大きいかなと思ったり。


ここ1・2年の遊戯王は先行制圧が強く、SS回数が増えるに従って増殖するGの採用率は上がり、ついにはルール改定によって全体的に展開力を抑止されたばかりですが、まさかここまで展開を抑止する強烈なカードが生まれるとは思っていませんでした・・・!

《拮抗勝負》が怖すぎる、それが故に先行は展開を抑えなければならない、ということを狙っているのだとすれば、一応の解決でもあると同時にパワーカードによる押さえつけでもあるかな、と思ったり。


あからさまなパワーカードではあるものの、効果自体はバトルフェイズ終了時であり、一通りの展開をしてしまったあとでは効用が薄れるところもあるので、一応の調整はされている印象。

先行1ターン目でもない限り、攻撃側はバトルフェイズで試合を終わらせればこのカードの影響はなく、防御側が発動する際でも「そのターンで試合を終わらせることはできない」ということは確定してしまうのでうまく発動させるにはそれなりの条件と動きが必要そうですネ。


・・・それにしても、SSによる展開への抑止は色々かさばって大変なことになってきましたね~。このカードは増殖するGとも相性が良いので、今後は増殖するGとセットで採用されることも多そうです。ヴェルゼビュートのように手札の参照がないのがかなり怖いところです。


他方、《拮抗勝負》はモンスター・魔法・罠問わずに相手のフィールドを除去できるので、ガン伏せに対する対抗にもなるかもしれませんね。このあたりは命削りに影響を与えてきそうです。

《拮抗勝負》に対する対策・メタは?

一応メタファイズのメタカードでもある《アーティファクト・ロンギヌス》から一定の活躍を期待できますが・・・相手のターンにしか発動不能な点で少しの抜け道はあり。

成功すれば展開も通ることになり、相手はメイン2しか使えないのでカウンターとしては成り立ちますが、どちらかというと動きで対策をしていったほうがいいのかもしれません。ロンギを持ってるからといって大量展開をするのでは読まれる可能性もあるので・・・(- -;)

ロンギヌス読み的なものをされ、相手ターンでの発動を避けられると泣ける可能性もあるかもですネ。


さてさて、どうなるのか・・・。

今後のプレイに多大な影響を及ぼすのはほぼ間違いないと思いますが、ここまでダイナミックに恐ろしいカードを作ってくるとは思ってなかったので面食らってます。

このカードは恐らく海外の反応も面白いことになっていると思うので、近いうちにそちらも更新する予定です~。ではでは!


ガガギゴさんと切り込み隊長のストーリー上のカード・・・! というのは置いておいて、これはかなり強いカードになり...続きを読む

思えば過去に衝撃的な登場をした次元障壁から既に1年が経つんですね~。あの時のことが若干デジャブって懐かしくもありました。

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コメント

  1. 匿名 より:

    これはサイコショッカーを使えとのお達し。調べたら結構トラップメタはありますね。さらなる蓋が求められる…!

    • きょいち(管理人) より:

      ミラージュ・ドラゴンに漆黒の戦士 ワーウルフ、フォトンケルベロスと懐かしいカードにメタが搭載されてますね!
      このカードの登場で更なる先行制圧が目指されたら怖いですな・・・!でもインフェルニティとかだと平気でやってきそうですw

  2. きょいちさんのファン より:

    効果自体は強いと思います
    手札から発動できるのはもちろん、完全耐性すら除去できる性能はとてつもないですね
    ただしバトルフェイズ終了時のみ、対象は自分で選べないこと、自分の場を減らさないといけないことといった制約も厳しく、そこで折り合いをつけている気もします
    実際に使われるかどうかと言われると微妙な気がします
    ルール改定前のソリティア環境ならまだしも、そこまで展開しない現環境では被害が少なそうですからね…
    去年は次元障壁、今年は拮抗勝負といったように1月パックは手札誘発、7月パックはフィールド全体への干渉系が出たりして…?

    • きょいち(管理人) より:

      今のところ環境は召喚獣真竜、ABC、恐竜竜星が強いらしいですが、どれも初ターンに立てるのは1体ほど
      除去できないカードこそが最も厄介なシステムモンスターともなるので、おっしゃる通り低速環境だとハマらないときもありそうですね~。
      高速で展開してくるテーマを苦手とするデッキにはかな~り合いそうですネ。

      その可能性はあり得ますな・・・!手札誘発の流れはかなり固定されてきたので、また来年の1月にひと騒ぎ期待しています!

  3. Chester より:

    和睦、フェーダー、速攻のかかし、レディネス、と
    ほぼフィールドに干渉せずに戦闘ダメージから回避出来るカードがこんなにもあるので、例え相手がどれだけモンスターを展開していても、脅威にならなくなりますね・・・。

    結局はモンスター魔法罠を問わず、相手よりもどれだけ場を少なく出来るかという事を最優先事項にしてデッキを組めば、このカード1枚で得られるアドバンテージが絶大になる訳ですね。
    ドローソースを豊富に取り入れ、自分の場を埋めなくても戦えそうなカード達を精選して採用していけば、このカードの力を最大限に活かした動きができそうです。

    条件付きとは言え、手札発動を許す罠カードというのは大変恐ろしいです。場のカードの差分だけ相手に裏側除外させるという効果も、効果耐性を持っていても無駄という意味でもありますし。拮抗勝負の存在そのものが相手の大量展開の抑止力として働き、心理的ダメージを与える恐怖のカードだと思います。

    • きょいち(管理人) より:

      特に速攻のかかしとは相性がよさそうですネ。
      あと電磁タートルもいける?と聞きました。わざと展開を遅らせることができるデッキに積まれるとめちゃくちゃ厄介なことになりそうですね~。
      いや~な相性のよさですが、Psyフレームにもこの上なくマッチしたカードだと思います(- -;)

      私も拮抗勝負の強さは心理的な要素にあると思います。フリーで戦うならまだしも、大会でだと警戒しないで負けちゃったらたまったものではないですな・・・。
      今後は1枚で幅広い行動を抑えられるシステムモンスターが重視されるようにもなるかもですね。(困ったことにABCにはあまり効かないという・・・)

  4. ラララ より:

    条件があり、発動する時が決められているとはいえ、相手のカードを裏側で除外するのは強い。
    このカードの一番強い所は手札から発動できること。手札から発動できる条件と合わせると実質相手フィールド時用のカードをすべて除外できるカードと言ってもいいでは?
    このカードを使う場合は普通のデッキよりもフィールドにカードを残さないタイプのデッキがいいと思います(具体的に思いつきませんが…)

    ついにカテゴリなど条件がない手札から罠が出てしまいました……デフレしているように見せて地味にインフレしていると謎の状況に……
    今後も手札からの罠が増えるでしょうか?

    • きょいち(管理人) より:

      一発決まると大打撃になってしまう恐ろしいカードですね~・・・。
      一応、このカードを手札から発動しても発動時にはフィールドにいることになり、効果はこのカードがフィールドから墓地に送られていない時に処理されるので、単体だとこのカード分のフィールドカード枚数がカウントされて、相手のフィールドに1枚残る計算です~。
      個人的にはPsyフレーム、妖仙獣には相性良いかな~と感じました。あとエクゾも・・・。

      ここにきて凄いものをぶっこんできた印象ありますね~。
      手札から罠が増えると魔法カードの立場がなくなってくるので、ごくまれの登場でお願いしたいところですorz