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Vジャンプ5月特大号掲載カードを公開!
Vジャンプ5月特大号掲載記事:第4回 『POWER OF THE ELEMENTS』の収録カードを公開!②#遊戯王 #OCGhttps://t.co/fxHfRJ8JqG pic.twitter.com/iD12yi24wl— 【公式】YU-GI-OH.jp (@yu_gi_oh_jp) March 11, 2022
エクソシスターに衝撃の新規判明!というわけで考察をば。
エクソシスター・マルファ
エクソシスター・マルファ
効果モンスター 星4/光属性/魔法使い族/攻1600/守 800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのモンスターが、存在しない場合またはXモンスターのみの場合に発動できる。 手札のこのカードを特殊召喚し、デッキから「エクソシスター・エリス」1体を特殊召喚する。 この効果を発動するターン、自分は「エクソシスター」モンスターしか特殊召喚できない。
(2):自分・相手のカードが墓地から離れた場合に発動できる。 「エクソシスター」Xモンスター1体を、自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
①の効果
①の効果は手札からのSS+デッキからのエクソシスター・エリスのSS。
これまでのエクソシスターは相手の墓地を疑似的に封じれども、能動的な展開の線が非常に細く弱く、手札に二枚エクソシスターがなければ初動で動けず、また動けても結局弱いものでした。
大概初動で合格点になるのはエクソシスターバディスがある場合であったと思います。ミカエリスを初動で立ててもバディスをサーチして圧を掛けることに向かうように、エクソシスターは先行を取った場合の動きがかなり弱いのですが、それでも尚先行を取ってバディスを構えないよりはマシである、といったようなテーマ的な問題を抱えている感想です。
最悪の場合打点が500以下しかないエクソシスターをぼったちさせてターンを返さなければならない等、お世辞にも安定した構えがあるとは言い難く、誘発を避けて動けてトントンといったようなものでした。
というのも、返しでミカエリスを出すとしても、誘発類の妨害を交わしつつも、得られるのは先行の動きに比べ1除外+25打点ほどのものだったからです。エクソシスターは後攻の動きがあまりにか弱い為、仕方なく先行を取り、仕方なくバディスを伏せる、その為に仕方なくミカエリスをSSする…という風に、マイナス方向からゲームの流れが設計されがちだったかと思います。
その点このカードは単純に初動にかかる枚数を1枚減らしつつ、ミカエリスからバディス等必要な魔法罠をサーチして準備ができる点で、待望の効果といっても良いくらい強いものになっていますね。
初動はもちろん、返しでも順当にこのカードを使用できれば、除外+サーチでアドバンテージを取れた上で圧を掛けれるので、動きの強さとしては2段階ほど強くなる可能性があります。構築のレベルからしてエクソシスターのモンスターを(ほぼ)3枚採用して手札に来ることをお祈りするという不安定な選択から脱却できそうで、この点も大きそうです。
またこのカードはパークスのサーチからも始動できる為、実質6枚積みの確率になります。これは初動はもちろん、継続ターンでも強く、バークスが単体でまくり札として機能するようになることを意味します。その他、エクソシスター2体のミカエリスエクシーズから、パークスをサーチし、このカード+エリスのSSでエクソシスターのエクシーズを2体並べられるのも注目したいところです。
ディメンション・フォースで登場した≪エクソシスター・マニフィカ≫は結局出すのに苦労しすぎるのではないか?という懸念がありましたが、ミカエリスからのパークスサーチの線でなら能動的に狙えそうなレベルです。相手ターンに2除外、あるいはこちらのターンに2除外、返しに+2除外ともなると実戦的なものに。
②の効果 共通効果に見えて実は少し違う
2の効果は自分・相手のカードが墓地から離れた場合に「エクソシスター」Xモンスター1体を自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する効果。
この効果、「はいはい共通効果ね」と最初流していたのですが、よく見ると「相手の墓地」・「相手によって」という条件がない為、自分から自分や相手の墓地を動かしても発動できるようです。この強さは特に説明するほどでもないですが、今後墓穴やあらゆる蘇生・サルベージカードが自分のターンですら起点になることを考えれば、非常に強力と言えます。
これはつまりこのカード1枚+汎用込みの+aから、ミカエリス+エリスを構えられる可能性を生じさせているわけです。この構えはそもそもエクソシスターが従来バディスで狙っていた構えに近しいものがあるため、やはりこの点でもかなりの強化になっています。
従来の構えを安定させた上で、上振れもあることになるため、②も構築レベルから念頭に置いておきたいところですネ。
総評:エクソシスターとしてはかなり思い切った強化
総評すればエクソシスターとしてはかなり有望な新規であり、このカードの登場後はプレイングから構築に至るまで、大きく負担が軽減され強い動きができるようになる、非常に有能な新規だと言えます。(むしろこのカードがエクソシスターで最も強い札になるでしょう)
マッチ戦だと初戦のバークスを不可避に(テーマブラインドで)通した後は、相手が思うように動いてくれず機能させることが難しいテーマだったので、能動的に盤面を捲る手段を得たのは大きいと言えるでしょう。
尚誘発に関しては元から弱いテーマなのでこの際ノーカンでお願いします。HAHA.
というわけでエクソシスター・マルファの考察でした。ではでは。