【遊戯王 新規カード考察】エクソシスター・リタニア ピン差し妨害候補!

前回に引き続きエクソシスターの新規カードの考察をば。

《エクソシスターリタニア》

通常罠

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):自分フィールドのモンスターが「エクソシスター」モンスターのみの場合、800LPを払い、相手のフィールド・墓地のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。その後、以下の効果から1つを選んで適用できる。

●自分フィールドのモンスターを素材として「エクソシスター」Xモンスター1体をX召喚する。

●このターンに自分がモンスターのX召喚に成功している場合、相手フィールドのカード1枚を選んで除外する。

中々いい効果だけど、追加効果までは少し遠い?

フィールドのモンスターがエクソシスターのみの場合、800LPを払って発動し①の効果を適用した後、追加効果は2つ、相手ターンエクシーズか、相手カード除外かです。


1つ目の追加効果に関してはエクソシスターアーメントが比較対象になるでしょうか。アーメントは即効魔法であるものの、相手フィールドに墓地からSSされたモンスターが居なければ相手ターンにしか発動できず、半分罠のようなところがあります。ただしアーメントはエクソシスターモンスター1枚でエクシーズが行えるのに対して、こちらのカードは正規エクシーズを相手ターンにするのみであり、アドバンテージにはあまり寄与しません。


2つ目の効果は相手フィールドのカードを除外。この効果を発動する場合でも、そのターンに自分がX召喚に成功している必要があり、結局相手ターンにエクソシスターの効果が発動する、つまり相手が何らかのミスで墓地に触ってしまうことをしなければ効果が適応できず。

前回の記事で少し紹介しましたが、対戦しているテーマがエクソシスターと分かっている場合に墓地に触りエクソシスターの②の効果を誘発してしまうのは、エクソシスターの能動的な動きというよりむしろ受ける側のプレイミスに近いものです。従って2つ目の効果も、順当な試合運びとなるなら、中々適用は難しいのではないでしょうか。

唯一同じく新規であるエクソシスター・マルファでなら②の効果を能動的に発動できる為、この2つ目の効果を狙える機会もあるかもしれませんね。あるいはマニフィカも一応は狙えますが、少し動きとして上振れが過ぎるかもしれません。


おおよそこのカードは追加効果抜きの①の効果、つまり単発除去のみを狙うことになるでしょう。このカードはミカエリスからのサーチも効く為、相手ターンの1枚妨害としてならそこそこ優秀。ただし後続を用意する意味においてもバディスのサーチを流すのも場合により、かつバディスの方が盤上への信頼度が高い為、このカードはバディスを既に握っている場合の第二の選択肢辺りになりそうです。

1・2枚の採用が見込まれる縁の下の力持ち的なカード

総評としては、このカードはデッキに入らなくもないけど、1・2枚に抑えられるカードかな、と思います。単発で引いても仕方ない上に他カードとの兼ね合いが特別強いようなものでもない為、最後の一押し的な印象です。一応マルファの②の起動のキーにもなれる為、不意の応用力はありそう。テーマカードかつサーチが容易な妨害札として、地味ながらにいい感じの働きをしてくれそうです。

ではでは。

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