いつぞやの際に行われた海外の「人気テーマに新規カードやるよ」祭りで追加されたカード。インゼクター、堂々の強化です。
いやでもね、あの投票ダイナミストもいましたよね?どうして!今からでも遅くないのでダイナミストに新規を!ください!
そういうわけで登場したこのカード、文章で羅列すると「事故防ぎつつ上振れを更に加速させるよ」という札。ビートルーパーを作ったのも海外。Gを作ったのも海外。このカードもなんかインゼクってそうだよねっていう塩梅の強化。海外には昆虫好きのデザイナーさんがいるんでしょうか。
動画内でも言っていますが、このカードの最も大きな影響はNSSS問わず、センチピート効果サーチからダンセルに変換できるようになったことだと思います。一回通れば蜂が暴れまわって相手の盤面を更地にすることもできるでしょう。先行でもグルフ初動でホーンと組み合わせれば増G+アトラス+ローカストとか行けます。甲虫装機のルートは、今も昔も思いつきでなんとかできます。だって名称ターン1がないんだもの。なんだってできるさ、なんにだってなれるさ。
動画で喋れなかった昔話、してもいいですよね?甲虫装機の登場は当時本当に衝撃的でした。Vジャンに初めて乗った時は「なんだこのおっさん!?」みたいな感じの反応だったと思います。それが実際使ってみると青ざめるほど強い。このテーマの影響でバックの信頼性がガタ落ち、ヴェーラーが高騰、それでも止まらない。勝ち取りたいものはある。遂には世界大会でムシキングを競い合うことに。
だからこそ、だったんでしょうか。活路エクゾの激戦はホントに盛り上がりましたね。エクゾ、マジの目つき、まさか本戦で!?というざわつき、自分のカードに神警打ってライフを削る文字通り肉を切らせて骨を断つ争い。皆今もなお名前で憶えている。凄いコトですよジャレルマッケイ・ウィンストンさん。
あの後の聖刻も急に大砲打ってきたり中々のものでしたが、甲虫装機は当時の遊戯王のインフレの象徴だったのではないでしょうか。まぁその次の年では本当の意味でのインフレ、ぶっ壊れがどんなものなのか、プレイヤー達は身をもって知ることになりましたが…。バランス云々は確かに問題があった半面、あの頃のテーマはかなり魅力的で、今でも好きなテーマ達が多いです。
さてそんなこんなです。簡単に説明を付け加えると、ビートルーパーからの逆輸入でピコファからの増Gサーチ、ホーン活用、ローカストを加えたデッキです。とはいってもインゼクムーヴが一回決まればおおよそそのターンに試合は終わります。やはり誘発に弱く事故率もそこそこある。ただワンチャン力だけは、9期末期頃にありガチだった「環境外だけどやれるテーマ達(マドルチェとかワンパン力高いテーマ)」に近いものになってると思います。
ゼクトキャリバー・ギガマンティスは一応使えますが、もはや抜いてもいいと思います。結局ゼクトライクとホーン使えばデッキ内のダンセルセンピ全部使い果たせるので、ホッパーと共に飛んで行って貰ってもいいかなと。でもインゼクデッキですからね。名誉就任です。
カオソルはレベル7噛ませて出すと詰むデッキがあるので、場合によってダンセルセンチムキムキピにさせて出す要因。
クリムゾンシャドーは素材残り2になりながらも、無理やりにでも攻撃してアーゼウスになれるので今もなお用途アリです。こいつも名誉甲虫装機なのではという噂もあります。
クローラーソウマは展開要因かつ手札にホーネットグルフしかない時の事故防止にも使えます。とりあえず何等かNSしてピコファで応戦装備させて増Gサーチ。一応の妨害。盤面増やしつつ気に入らなければダンセルで割ったり、昆虫なのでシナジーはめっちゃいいですネ。
フェンリルは遅くても来年にはどんなデッキでも出禁になるんじゃないでしょうか。なると思います。
昔はダムドのコスト除外とリヴァイエール使ってダンセル再利用とかしてましたね。アレやる度に間違えそうで怖かったです。そう考えるとこの展開力をもらった上で、ピコファでダンセルセンピデッキに戻せるのはかなりやりやすくなったなと思います。
というわけで、次回はダイナミスト、ダイナミストの新規に清き一票を、宜しくお願い致します。アリガトウゴザイマス…アリガトウゴザイマス…(ハウリング)